だいぢのEasyBassing

初めはバス釣行記のブログだったんですが…。 関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。 熊本県民になりました。

市房山神宮 里宮神社 (熊本県湯前町)

熊本県球磨郡多良木町にある「多良木町埋蔵文化財等センター 黒の蔵」で、

企画展「国史跡 多良木相良氏遺跡展」を見学した後は、

熊本県球磨郡湯前町に鎮座する「市房山神宮 里宮神社」を参拝した。

 

境内にある木々はきれいに紅葉していた

 

「市房山神宮 里宮神社」は、湯前町の高台にある湯前城跡に鎮座する神社である。

水上村に位置する市房山の中腹にある、市房山神宮 本宮(伝807年創建)までの参拝が難しいため、その里宮として1934年(昭和9年)に創建された。

 

手水舎は風車で飾られている。              拝殿

 

市房山神宮は、市房山をご神体として、山中の本宮、山麓一の宮神社(中宮)、湯前町の里宮神社(下宮)の3社で構成されている。

祭神は、天津日高日子番能邇々芸命・天津日高日子穂々手見命・木之花之佐久夜毘売命・火照命火須勢理命・豊玉比売命を祀る。

縁結びの神様として知られており、良縁を目当てに参拝する観光客も多いようだ。

 

市房山神宮本宮の遙拝所      地面はじゅうたんを敷いたようにきれいに苔生しており幻想的な光景である。

 

また、境内には軽巡洋艦球磨記念館がある。

日本海軍の軽巡洋艦「球磨」の艦内神社が、里宮神社の本社となる市房山神宮から分祀されたもので、その縁から多くの人に軽巡洋艦「球磨」のことを知ってもらうことが戦没者の供養になるとの思いから設置された。館内には、様々な資料や当時の道具などが展示してあり、ブラウザゲームでTVアニメ化もされた「艦隊これくしょん(艦これ)」にちなんだ品々も展示されておりその聖地としても知られている。

 

軽巡洋艦球磨記念館。館内には戦争に関する様々な資料や当時の道具などが展示してある。

 

また、里宮神社は湯前城跡に鎮座しており、境内には曲輪、土塁、堀などの遺構が確認できる。

湯前城は、元和元年(1615)の一国一城令により破却されるまで人吉城の支城として、相良氏にとって重要な球磨の拠点であったようだ。 

 

曲輪、土塁、堀などの遺構が確認できる。

 

市房山の中腹にある、市房山神宮 本宮にも車で向かったが、

豪雨の被害で途中で通行止めになっており参拝することはできなかった。

 

【神社データ】
名称:「市房山神宮 里宮神社 」
所在地:熊本県球磨郡湯前町3280–1

祭神:天津日高日子番能邇々芸命・天津日高日子穂々手見命・木之花之佐久夜毘売命・火照命火須勢理命・豊玉比売命
社格等:郷社
創建:1934年(昭和9年
駐車場:有(無料)

国史跡 多良木相良氏遺跡展 (熊本県多良木町)

今回は熊本県球磨郡多良木町にある「多良木町埋蔵文化財等センター 黒の蔵」で、

2025年9月に多良木相良氏遺跡が国の史跡に指定されたのを記念して開催されている

企画展「国史跡 多良木相良氏遺跡展」を見学に訪れた。

 

 

多良木相良氏は、鎌倉時代から明治維新まで約700年にわたり、主に肥後国人吉・球磨地方を治めた相良氏の祖である。

 

多良木相良氏遺跡は、鎌倉時代前期に球磨郡に下向した西遷御家人、鎮西相良氏の菩提寺である青蓮寺と、居館もしくは川湊関連施設と推定される蓮花寺東之前遺跡からなる遺跡である。

球磨郡に入部した西遷御家人の地域支配や開発の様子を示すとともに、現存する寺社や仏像、豊富な文字史料等と発掘調査の成果から、相良氏の惣領、多良木相良氏の動向を具体的に知ることができる重要な遺跡群である。

 

企画展では、国史跡に指定された遺跡の説明や出土物などが展示解説されている。

 

企画展を見学した後は、多良木町埋蔵文化財等センター 黒の蔵から車で1分ほどの場所にある青蓮寺に行ってみた。

青蓮寺は1295年(永仁3年)に多良木相良氏三代頼宗が初代頼景菩提のため創建したもので、青蓮寺阿弥陀堂(国指定重要文化財)の背後には、青蓮寺古塔碑群(熊本県指定史跡)があり、九州唯一の鎌倉時代の壇上積基壇が現存している。

 

青蓮寺阿弥陀堂 2度目の来訪である。

 

青蓮寺古塔碑群は、相良頼景をはじめとする相良氏一族の供養塔や住職の墓石で、五輪塔78基、石塔婆22基が立ち並んでいる。

 

青蓮寺古塔碑群

 

青蓮寺を見学した後は、車で2分ほどの場所にある蓮花寺東之前遺跡に行ってみた。

蓮花寺東之前遺跡は、堀が13世紀後半、土塁が15世紀後半から16世紀前半に造られた、球磨川と堀と土塁により区画された施設で、川湊と考えられる石積護岸が検出されている。

遺跡の規模は小さいものの、白磁四耳壺・水注等の当時の高級品が出土することから、多良木相良氏による球磨川水運を利用した物流の拠点施設の可能性がある遺跡と考えられている。

 

蓮花寺跡

 

蓮花寺跡古塔碑群

 

蓮花寺跡から100m程東側には相良氏の祖ともいわれる相良頼景の館と考えられる場所があり、土塁の一部が残っている。

 

写真右側を流れる球磨川                相良頼景館跡の木柱が立っている。

 

蓮花寺跡古塔碑群は、熊本県人吉市出身の漫画家である、緑川ゆきさんの夏目友人帳 漆のオープニングに登場する聖地の一つのようだ。

 

また、今回訪れた遺跡群は日本遺産「相良700年が生んだ保守と進取の文化 ~日本でもっとも豊かな隠れ里-人吉球磨~」の構成文化財の一つにもなっている。

 

【散策地データ】
名称:「多良木町埋蔵文化財等センター 黒の蔵」

国史跡 多良木相良氏遺跡展 10月1日(水) ~ 11月30日(日)

所在地:熊本県球磨郡多良木町黒肥地4282
形態:郷土博物館
開館時間:9:00~17:00
入館料:無料
休館日:月曜日(祝日の場合は火曜日)
駐車場:有(無料)

八代妙見祭 2025年 (熊本県八代市)

今年も熊本県八代市で開催された「妙見祭」に行ってみた。

 

八代市に引っ越してきてから4度目の妙見祭である。

 

八代妙見祭は、毎年11月22日(お下り)、23日(お上り)に行われる

八代神社の秋季例大祭である。
塩屋八幡宮から八代神社までの約6kmの道のりを練り歩く神幸行列には、神輿、神馬、獅子、笠鉾、亀蛇など40もの多彩な出し物、約1,700人が参加する。
九州三大祭りの1つに数えられ、2016年(平成 28 年)には、全国の33件からなる「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産にも登録されている。

 

午前中は、神幸行列の途中で演舞が行われる、桜十字ホールやつしろ(やつしろハーモニーホール)に行ってみた。

 

出番を待つ傘鉾が並べられている。          「ガメさん」の愛称で親しまれている亀と蛇が合体した亀蛇。  

 

ガメさんの演舞。                    飾り馬の馬追い。

 

午後からは、神幸行列の終点である八代神社と演舞が行われる砥崎河原(とさきのかわら)に行ってみた。

八代神社は、妙見宮とも呼ばれ、福島県の相馬妙見、大阪府の能勢妙見と並んで、日本三大妙見の一つに数えられ、日本における妙見信仰の始まりの地として知られている。

 

八代神社。境内や周辺道路には多くの露店が出ており多くの人で賑わっていた。

 

妙見祭で人気の出し物である亀蛇(きだ)は、「ガメさん」の愛称で親しまれている亀と蛇が合体した想像上の動物で、約1300年前に妙見神が中国から海を渡ってくるときに乗ってきたといわれている。

出し物の亀蛇の大きさは、長さ3m、高さと幅が2.5m、重さは100kg以上あり、5人の担ぎ手によって演舞する。

 

砥崎河原での演舞。左写真は傘鉾、右写真はガメさんが勢いよく回転したり走ったり衝突したり暴れまわる様子。

 

今回は好天にも恵まれ、沿道には主催者発表で16万人の見物客が詰めかけたようだ。
八代市熊本県第2位の都市であるが、人口は11万8千人程度である。

 

【神社データ】
名称:「八代神社(妙見宮)」
所在地:熊本県八代市妙見町405
主祭神天之御中主神 国常立尊
社格等:県社
創建:795年(延暦14年)
駐車場:有(無料)

国指定名勝 水島 (熊本県八代市)

今回は、熊本県八代市にある国指定名勝「水島」に行ってみた。

 

熊本県内最大の川であり、最上川富士川と並ぶ日本三大急流の一つである球磨川の河口に位置する。

 

水島は、熊本県八代市を流れる球磨川の河口堤防から50mほど離れた所に位置する小さな無人島で、日本書紀景行天皇18年4月の条に「天皇葦北郡の小島に休息して食事をしようとした際、水が無かったため、小左という人物が天地の神々に祈ったところ冷水が湧き出し天皇に差し上げることができた。故に、この島を水島と呼ぶようになった」という記述がある伝説の地である。

 

湧水は昭和30年ごろまで湧いていたが、工業用水などの汲み上げにより枯渇してしまったとのことである。

 

八代海における天皇巡幸故事にまつわる景勝地として「不知火」とともに「不知火及び水島」ととして国名勝に指定されている。
また、万葉集には長田王による二首の歌が詠まれており、万葉集の史跡としても知られている。

 

龍神様を祀る水島龍神社が鎮座している。

 

小さな神社があるだけの小さな島だが、住んでいるところから比較的近く、

景色が良いので何度か訪れている。

 

文化財データ】
名称:国指定名勝「水島」
所在地:熊本県八代市水島町
形態:島
開館時間:常時開放
駐車場:近くの万葉の里公園に駐車(無料)

2025.11.20 熊本県南 堤防ガラカブ釣行

今回は久しぶりに熊本県南部の堤防へガラカブ(カサゴ)を釣りに行ってみた。

10時ごろに到着し、堤防際へアジの切り身を付けたブラクリを落としてみた。

すぐに何の魚か分からないが小さなアタリが連続してあったが針掛かりしない。

少し粘ってみたがあまりにも針掛かりしないので場所移動して、テトラに座って穴釣りをしてみたが。

 

きれいな海である。餌は以前にスーパーで買って餌用として冷凍保存してあった小アジの切り身である。

 

入れ食いであった。

座った場所には竿が届く範囲で2か所のテトラの隙間があったので、交互に餌を落としてみると、30分も経たないうちに途中で数えるのをやめたが20匹以上のガラカブが釣れた。

 

1匹だけ模様の違う魚が釣れた。キジハタのようだ。   食べられる量だけ持って帰った。

 

結局、小さめな魚はすべてリリースして、アコウ(キジハタ)1匹とガラカブ6匹を持ち帰り、アコウは刺身にガラカブは煮つけにして食べた。

今回の釣行でガラカブ釣りのコツはつかめたかもしれない。

軽く紅葉ドライブ (熊本県八代市・五木村)

今回は紅葉を見に軽くドライブしてみた。

まずは熊本県八代市坂本町深水走水にある走水の滝に行ってみた。

走水の滝は、滝口から滝壺までの高さが約100mの滝で、滝の西側にある板の平集落から見ると白く見えたことから「白滝」とも呼ばれ、古くから景勝地として知られている。

江戸時代、熊本藩主第8代細川斉茲が、藩内の景色のすぐれたところを選んで御用絵師に制作させた絵巻物『領内名勝図巻』にも描かれており、現在は国の名勝「肥後領内名勝地 五郎ガ瀧 聖リ瀧 走リ水ノ瀧 建神ノ岩 神ノ瀬ノ岩屋」の一つに指定されている。

かなりの山道を車で進むと地元の地域振興会が整備した看板があり、遊歩道を下ると展望台がある。

 

展望所からの眺め。写真中央の白い筋が走水の滝である。近くまではいけない。紅葉にはまだ少し早かった。

 

走水の滝を見た後は、熊本県球磨郡五木村にある「白滝公園」に行ってみた。
白滝公園は、白滝と呼ばれる、滝が流れ落ちるように見える高さ70m、幅200mの切り立った石灰岩の断崖がそびえる渓流沿いに整備された公園である。

園内には吊り橋や小さな鍾乳洞があり、夏は水遊び、秋は紅葉狩りで家族連れや観光客が訪れる。

 

きれいに紅葉していた。紅葉の奥に見える断崖が白滝である。

 

豪雨の被害で閉鎖されていた小さな鍾乳洞も入れるようになっていた。100円球を入れると鍾乳洞内の照明が点灯する。

 

白滝公園を散歩した後は同じく五木村にある熊本県指定天然記念物「宮園のイチョウ」を見に行った。宮園のイチョウは、樹齢500年以上とされる樹高35m、根回り約14mの大イチョウで、熊本県の天然記念物にも指定されている。

 

 

こちらもきれいに紅葉していた。大きなイチョウの木である。

 

イチョウの葉を1枚持ち帰ると、10年長生きできると言われている。


熊本県にもやっと秋が来たようだ。

 

文化財データ】
名称:国指定名勝「肥後領内名勝地 走リ水ノ瀧」
所在地:熊本県八代市坂本町深水走水
形態:滝
見学可能時間:常時開放
駐車場:あり(付近に数台の駐車スペースあり)

九州自然動物公園アフリカンサファリ (大分県宇佐市)

今回は、1泊2日で軽く大分県に行ってみた。

1日目は、臼杵市にある 国宝 臼杵磨崖仏(臼杵石仏)を散策したあと、午後から宿泊先である別府市にある杉乃井ホテルに行き、温泉などに浸かってゆっくり過ごした。

2日目は、宇佐市にある九州自然動物公園アフリカンサファリに行ってみた。

九州自然動物公園アフリカンサファリは、日本最大のサファリパーク形式の動物園である。

園内は、車に乗車したまま見学する「サファリゾーン」と、徒歩で散策する「ふれあいゾーン」に大きく分かれている。

 

まずは自家用車で「サファリゾーン」をまわってみた。   車と動物の間に柵がない間近でライオンを観察する。

 

「サファリゾーン」は、山岳、草原、岩場、林間、水辺、砂場を組み合わせて、動物達が本来生活している環境を再現したゾーンで、整備された約6kmのサファリロードを自家用車やジャングルバスに乗車して野生動物を間近に観察することができる。

「ふれあいゾーン」は、カンガルーやウサギ、モルモットなどの小動物とのふれあいを楽しむことができるゾーンである。

 

「サファリゾーン」サイなどもいた。           「ふれあいゾーン」カンガルーやウサギなどに触ることができる。

ジャングルバスにも乗車してみた。ジャングルバスでは、金網越しにムフロン、アメリカグマ、ライオン、ファローディア、アジアゾウフタコブラクダに餌やり体験ができる。

 

ジャングルバスにも乗ってみた。             運転席の方からの眺め。

 

自家用車で「サファリゾーン」をまわっても、動物たちは餌をくれないことがわかっているので寄ってくることはないが、ジャングルバスだとすぐに動物たちが寄ってくる。

 

動物たちに与える餌                   ライオンにも直接餌をあげられる。

 

 

アフリカンサファリを見学した後は、由布市湯布院町にある「湯の坪街道」を少し散策して帰路についた。

 

金鱗湖                         湯の坪街道

 

【散策地データ】

名称:「九州自然動物公園アフリカンサファリ

所在地:大分県宇佐市安心院町南畑2-1755-1

形態:動物園(サファリパーク)

営業時間:9:00~15:30(11月1日~2月末日)・9:00~16:30(3月1日~10月31日)

入園料金:おとな(高校生以上)2,600円 こども(4才~中学生)1,500円

※ジャングルバス乗車料金 1名(4歳以上)1,500円

休園日:年中無休

駐車場:有(無料)