今年もよろしくお願いいたします。

正月には日本酒を飲むことにしている。
今年の正月は、夜遅くまで営業している近所のスーパーで買った「大吟醸 越後桜」も飲んでみた。
以前から気にはなっていた酒ではあったが、大吟醸にも関わらず一升で2000円を切る価格である。
安さに不安を感じて買えなかった酒である。
今回は、酒売場の一番良い所に置いてあったので、他の酒と一緒に思わず買ってしまった。
「大吟醸 越後桜」は新潟県阿賀野市にある越後桜酒造の酒である。
この「越後桜酒造」は、埼玉県さいたま市に本拠を置く、「小山本家酒造」(世界鷹小山家グループ)の傘下にある酒蔵である。
「世界鷹小山家グループ」といえば、7つの酒造会社を傘下に治め、2009年の全国清酒出荷ランキングで6位に、全国吟醸酒出荷ランキングでは3年連続1位という業界内では屈指の業績を残して売上を伸ばしている企業である。
風味は軽い。はっきり言って薄すぎる。
購入時には、ラベルに表示されているアルコール度数をみて、薄め過ぎていないことを確認したつもりであったが。
飲んでから気が付いた。この酒は純米酒ではない。吟醸酒であった。
風味が残るギリギリまで思いっきり加水して薄めても、醸造アルコールで度数を維持することができる。
安価な訳である。
自分としては、美味いとは思えないが、飲めない酒ではなかった。
【日本酒データ】
名称「越後桜 大吟醸」
蔵元:越後桜酒造株式会社(新潟県阿賀野市山口町1-7-13)
原料米:山田錦
精米歩合:50%
アルコール度数:15度以上16度未満
日本酒度:+2
酸度:1.3
自己満足度:★★☆☆☆