だいぢのEasyBassing

初めはバス釣行記のブログだったんですが…。 関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。 熊本県民になりました。

ようばけ おがの化石館 (埼玉県秩父郡小鹿野町)

両神山麓 花の郷 ダリア園」を見学した後は、日本の地質百選に選定され、小鹿野町の天然記念物にも指定されている「ようばけ」を見学してみた。


「ようばけ」。知識のない自分にとっては、変わった名前の、変わった模様をした単なる崖にすぎない。 

「ようばけ」とは、奈倉地内を流れる赤平川右岸にある、高さ約100m、幅約400mの大きな崖で、赤平川の浸食によってできた、今から約1500万年前の新生代第三紀の地層の大露頭である。
「ようばけ」の地層からは、クジラ・サメ・カニ・貝類などの化石が数多く発見されており、また、同じ地層が分布する般若地内からは大型哺乳類である「パレオパラドキシア」や大型魚類の「チチブサワラ」の化石が発見されている。
大昔はこの付近も海だったようだ。


「ようばけ」とは、「よう(太陽)」のあたる「はけ(秩父地方の方言で「崖」の意)」に由来しているらしい。


「ようばけ」を見学した後は、近くにある「おがの化石館」を見学した。
「おがの化石館」では、小鹿野町で発見された「パレオパラドキシア」や「チチブサワラ」の化石を中心に、世界各地の化石が展示されている。


貸切状態での見学であった「おがの化石館」。        化石館の後方には「ようばけ」が見える。


自分は化石に興味がないはずだが、化石を見ていると掘りたくなってきた。


パレオパラドキシアなのか? もちろん乗ってみた。     鉱物採集が趣味であった宮沢賢治も訪れたようだ。歌碑がある。

秩父鉄道が運行している蒸気機関車「パレオエキスプレス」の名称も「パレオパラドキシア」に由来しているようだ。


「おがの化石館」に車を駐車して「ようばけ」まで歩いて行く途中に「山の神古墳」の標柱があった。
「山の神古墳」は古墳時代後期に築造された直径約13m程の円墳で、横穴式石室と葺石も確認されてるらしい。



【散策地データ】
名称:「おがの化石館」
所在地:埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野453
形態:資料館
開館時間:9:00~17:00
入館料:大人300円 中学生以下200円
休館日:火曜日
駐車場:有(無料)
※「ようばけ」は見学自由。